ローン・キャッシングの基礎知識
ここでは実際にカードローンやキャッシングをご利用される前に、
知っておかなければならない基礎知識をご紹介します。
なかなか家族や友人には聞けないカードローンやキャッシングについての情報や、
計画的に利用するためのノウハウをご紹介します。
カードローンとキャッシングの違いってなに？
カードローンとキャッシング、このふたつはどちらも金融機関からお金を借りるという点では同じものです。しかし、細かく見ていくと、両者には同じものの様で、実は異なる点もあります。現在では、カードローンもキャッシングも同じ意味合いで扱っている金融機関がほとんどですが、本来はどのような点が違っているのかを確認してみましょう。
カードローンとは？
『ローン』と聞くと、頭に浮かぶのは住宅ローン、マイカーローンなどを考える方が多いと思います。近年では、各金融機関が顧客の用途に応じて様々なローン商品を展開しており、高額な不妊治療に対応した医療ローンや、旅行する際に利用するトラベルローン、挙式の費用にあてるブライダルローンといったようなローンも提供されています。現金払い主義の頑固な人たちは別ですが、通常私たちの生活の中にはローンは切っても切れないサービスなのです。
このようなローンは、まとまった現金を借入れて、その後は毎月決まった期日に決められた金額を返済していくという形が一般的です。ローンの融資枠は、申込み先の金融機関が、所定の審査によって決定した額となり、信販系クレジット会社では、ショッピングなどの融資枠とは分けてカードローンの融資枠が設定されます。返済方式はリボルビング方式を採用しているところがほとんどです。 俗に言う「リボ払い」と言われているものです。
このような融資は、以前は頭に『カード』がつかず、『ローン』と呼ばれていました。時代の流れにより、より便利にサービスが受けられる金融商品が登場し、専用カードを発行することにより限度枠内でＡＴＭから自由に融資を受けたり、返済もカードでＡＴＭから行うことができるようになり、『カードローン』と言われるものが登場しました。
キャッシングとは？
キャッシングについて確認してみましょう。「大口の融資を受け、分割払いで返済していくもの」という元々のローンの定義に対し、キャッシングの元々の定義は「一括返済を前提として融資を現金で受けるもの」ということでした。こうしたことから、ローンは金額の大きいものを購入するための大口融資、キャッシングは現金を調達するための小口融資というのが本来の意味合いだったのです。また、少し昔では消費者金融でATMが設置されていない金融会社も多く、そのためカード発行をすることも無く、店舗窓口での融資や銀行振込での融資を『キャッシング』としてサービス提供されてきたのも関係しております。
しかし近年では、どの金融会社も専用カードを発行してATMやCD機より自由に融資や返済を行える環境となり、カードローンやキャッシングも意味合いで線引きする必要が無くなりました。各金融会社の商品やサービスの表現方法の違いで使い分けしているのが現在の状況です。
